『タロ』
「ハワイアンの祖先はタロ芋…タロと人間は兄弟…」という、神話から、昔からタロは大切に扱われ、神聖な食べ物とされてきました
タロは、日本人にとってのお米のように、生活する上で欠かすことの出来ない作物…今ではタロ畑も少なくなってきましたが、かつてハワイには300以上のタロの品種があり、広大な土地で栽培されていました
タロは、部分部分で呼び名が細分化されていて、地下茎をʻOha(オハ) 葉をLuʻau(ルアウ) 種づけ用をHuli(フリ) といいます
タロの種づけ用のフリを植えると、そこからまたタロの塊茎(オハ)と葉(ルアウ)が育ちます
この種づけ用のフリの状態がいいか悪いかで、次のオハとルアウの出来が決まります
『 I maikaʻi ke kalo i ka ʻohā 』
出来がいいかどうかは育ったタロを見ればわかる
ハワイの言葉です
『子は親の鏡』と日本でもいいますよね!
タロは祖先だと信じるハワイアン達にとって、最も身近に『教え、受け継ぐもの』を感じる言葉だったのではないでしょうか
こちらのタロ芋畑の写真はマウイ島ラハイナにある『カメハメハ3世のタロ芋畑跡』
カメハメハ3世は、自ら働き、人々の労働意欲を鼓舞したそうです
カメハメハ3世もまた、自らの行動で教え受け継ぐ大切さを人々に伝えたのでしょうね!
〜Aloha〜