ペレの神話

昔むかし…

二人の姉妹が森で昼食をとっていました

そこへ、一人の老婆が通りかかります

「食べ物を少しわけてくれませんか?」と老婆…

年上の姉は気味悪がりますが、妹は老婆に自分のパンを半分、笑顔でわけてあげました

老婆はお礼を言い、こっそり妹に「家に帰ったら、扉にタパをかけ、目印を付けておくように…」と言い、去って行きます


別々に暮らしている姉妹がそれぞれの家に帰ります

妹は一緒に暮らしている祖母に今日の出来事を話しました

「その老婆はペレに違いない!すぐに目印を付けないと!」と言います


その夜、火山が噴火し溶岩が姉妹の住む方角に流れてきました


タパの印を付けた妹の家の前で溶岩の流れはは二股に分かれ、妹の家を避けていきましたが、姉の家は溶岩にのまれてしまいました…


O ke aloha ke kuleana o kāhi malihini 


『見知らぬ土地では愛がもてなし』


ハワイでは、通りすがりの人が知り合いでなくても、挨拶をし、食べ物をシェアするのが当たり前(習慣)でした

この教えが根底にあるから、ハワイアン達は親しみやすく、『Aloha〜』と気軽に声をかけ合い おおらかで親切なのでしょうね!


ペレは、ハワイの文化(習慣)や自然を軽視した時、容赦無く怒りをあらわします…

自分の信念を曲げたり、決め事を破ったり…自身の怠惰に強く訴えかけてくる女神です


怠けるコトが嫌いなペレ…


しかし、大きな力で新たな創造ももたらす女神として、今でも崇められています


〜Mahalo〜