ハワイアンキルト

『ハワイアンキルト ②』


ハワイアンキルトは、布に映る植物の影からヒントを得てハワイ独特のパッチワークを形成していきました

ハワイアンキルトのモチーフの配置は、上下左右対称のシンメトリーが基本

これは、古来より伝わるカパに描かれた幾何学模様の規則正しい配列からきているようです


ハワイアンキルトにはルールがあります

ルールというか、『カプ』ですね!「○○しちゃいけない」というタブーがあります


まず…

・モチーフには陸上の動物や人間を用いない (海の生物、イルカやカメ 等々はOK)

・ロイヤルカラー(赤と黄色)は王族以外使用禁止

・黒色は使わない

・キルトに座ったり足で踏みつけたりしてはならない(クッションや枕はOK)


昔は、キルトのモチーフには魂が宿ると言われていたので、動物は避けられました

海洋生物はOKとされていますが、使うのを拒む人もいます


また、レイを作る時と同様、一針一針、マナが宿るので、出来上がった作品はとても大切にされました

なので、お尻の下にひくとか足で踏みつけるとかは考えられなかったようです

キルトの制作時間は、作るモノにもよりますが、何週間も…あるいは、何ヶ月もかかります…

自分の想いをそのキルトに込めるので、製作途中で人に見せることも拒んだとも言われます

(込めたマナが乱れるから)


世界各国にあるキルトのスタイルは様々…

ハワイアンキルトは、実用品としてではなく、装飾品感覚

タペストリーとして、壁に掛けられているモノなんか、もぅ芸術作品と言ってもいいくらい

アートであり、パワー(マナ)の源…


今では、シンメトリーも使われ無かったり、人間(フラガール等)や陸上動物をモチーフにしたり…と変化してきていますが、ハワイ古来の伝統からきている基本を理解した上で、楽しむのもいいかと思います


もしも、ハワイアンキルトをプレゼントするなら、モチーフにも意味がありますから、相手に相応しいモノを選んでみては!


〜Aloha〜


※ 和歌山ハワイアンロミロミHaleakala の店主はハワイアンキルトが趣味…キルト作品を見せに来てくれる方、大歓迎です

※ お知らせ

① 7月の『ワンデイ講座』は都合により、7月5日(土) 夜20時〜21時半に変更させて頂きます

② 7月19日(土)はお店をお休みにさせて頂きます

よろしくお願い致します