ハワイアンの霊(魂)
昔むかし…
ハワイの人々は、身体は朽ち果てても(死んでしまっても)魂だけは身体から出て次の生を待つ旅に出る と言われていました
人が死ぬと、霊(魂)はすぐに黄泉の世界に行くのではなく、しばらくは現世にとどまります
そして、ある決まった日に死者の霊が集まり、夜に行進しあの世に旅立っていくと考えられていました
オアフ島の西側にあるカネアナ洞窟は、死者の霊(魂)が現世 最後にとどまる場所…死者の霊はこの洞窟を通ってすぐ先にあるカエナ岬の岩の上から黄泉の国『ポー』へジャンプしたと言います
カネアナ洞窟は大地の子宮と言われています
昔はカフナや限られた人しか入れず、一般人の立ち入りはタブーでした
それほど神聖な場所であったのです
魂の生まれ変わりはハワイアンの中では信じられていて、その途中の段階で何かあれば…という思いがあったのでしょうね
次の生を受ける為の儀式をする場所…カネアナの『カネ』は、ハワイの創造神カネを意味します
(因みに『アナ』はハワイ語で洞窟)
カネに見守られながらカナロア神の住むポーへと旅立つのです…そしてまた、次の生を待ちます
「この子は○○の生まれ変わり」
これは何処の国でも言われますね!
人の生死は通過儀礼とも言われます
魂は本当に生まれ変わるのかもしれません…
※ ハワイでは、日の沈む方向『西』は、あの世や死を意味します
ですので、島の西側に、こういった伝説の場所が存在します
とても神聖な場所ですので面白半分、肝試し感覚で訪れないように…
ハワイでは今でも死者の行進は信じられています…
〜Aloha〜