『ハワイ創世神話』
ハワイの島々、ハワイアンの祖先が誕生した神話はハワイ創世神話『クムリポ』にみられます
この世が始まった時、世界は『ポー』と呼ばれる暗闇でした…それは、天の父ワーケアと、地の母パパが、愛し合いかたく抱き合っていたからだといいます
この暗闇の中、海底の魚やサンゴが…やがて陸の生物、虫や動植物が生まれます
この世が暗く天井が低いことに不便を感じた他の神々は、パパとワーケアを引き離し、世界を光で満ち溢れさせました
さて、ハワイ諸島の誕生ですが、神話上ではこうです
パパとワーケアの交わりにより、最初に生まれた島がハワイ島、次にマウイ島が…3番目がカホオラヴェ島
その後、地母神パパは、もといた場所カヒキにワーケアを残して帰っていきます
その間、ワーケアはカウアという女性と交わりラナイ島を生みます
そしてそして…さらにヒナという女性と交わりモロカイ島が誕生…
嫉妬した地母神パパはルアという男神と交わりオアフ島を生みます
その後、パパとワーケアは和解し、カウアイ島、ニイハウ島を生みました
パパとワーケアの間にはホオホクカラニという娘がいました
美しく成長していくホオホクカラニ…天父ワーケアはあろうことに娘を欲します
そして、地母神パパを欺き娘と関係を持ちます
ホオホクカラニは子供を生みました
最初に生まれた子供はタロ芋の塊茎でした…その子供(タロ芋)は、東の庭に埋められます…そこからタロ芋が生え『ハーロア』と名付けられました
2番目に生まれた男の子は兄であるタロ芋の名前をもらい『ハーロア』と呼ばれ、ハワイアンの祖となる存在になりました
ハワイアンの祖『ハーロア』の兄がタロ芋ということから、ハワイアンはタロ芋と兄弟だと考えられ大切に育てられています
色々なモノの誕生には、欲望、欺き、嫉妬、怒りがつきもの…愛だけでは多くのモノ、違う何かは生まれない…
だから、どんなに親しい愛し合う仲でも時には感情をぶつけ合い、喧嘩することも必要なのかもしれませんね…ないにこしたことはありませんが…
潮に満ち引きがあるように、時が流れ進むためには、揺れ動く感情をお互いが受け止めたりぶつけたり…そうして新しい未来を築いていくのではないでしょうか…
新しい関係性
新しい一歩
新しい未来…
何か変化の時は「予期せぬ動き」に悩むことがあるかもしるません
でも、それを受け入れることで、素晴らしい未来になることを信じて進んでみませんか?
〜Aloha〜
※ 年末年始のお休み
12月31日〜1月4日
よろしくお願い致します