ハワイ神話
『雪の女神 ポリアフ』
ハワイ島マウナケア山に住む雪の女神ポリアフは、キラウエア火山に住む火の女神ペレにも勝るほど美しく強い女神として有名です
いつも冷静沈着なポリアフは、その芯の強さで全てを冷静に判断し、自身の立場を守ります
そんなポリアフですので、見た目も…内面にも魅了させる男性が多く、恋の話もたくさん…
昔、カウアイ島ワイルアにアイヴォヒクプアというハンサムな王子がいました
彼は、ハワイ島プナにライエという絶世の美女がいるという噂を耳にし、自分のお嫁さんに迎えようとハワイ島に向かいます
途中に立ち寄ったマウイ島ハナ…そこでヒナイカマラマという美しく女性に出会い、二人は恋に落ちます
しばらくマウイ島にとどまり二人の時間を楽しみますが、アイヴォヒクプアはハワイ島のライエのことを忘れてしまったわけではありません
ヒナイカマラマに、どうしてもハワイ島に行かなければならないことを告げ、必ず迎えに来るので待っていて欲しいと結婚の約束をし、ハワイ島に向かいます…
ハワイ島コナの海岸に着いたアイヴォヒクプア…そこで白いマントを身に纏ったポリアフに心を奪われます
しばらく一緒に過ごすうち、ポリアフも少しずつ彼のことが好きになっていました
しかし、やはりアイヴォヒクプアは絶世の美女ライエのことが気になり、ポリアフとの別れを惜しんでプナに住むライエの家に向かいます
到着したアイヴォヒクプアは、屋根一面、黄色の羽で覆われた黄金に輝く立派な家を見て格の違いを知り引いてしまいます…案の定、ライエにはあっさり断られました
傷心しきったアイヴォヒクプア…ですが、ふとポリアフの事を思い出し、ライエにふられた事も忘れポリアフにプロポーズし、カウアイ島で式を挙げることになりました
あまりにも盛大な祝宴…その噂は他の島にも知れ渡り、マウイ島でアイヴォヒクプアを待つヒナイカマラマの耳にも入ります
怒ったヒナイカマラマは直ぐさまカウアイ島の祝宴の場に行き、彼の不貞をみんなの前でなじりました
それを聞いたポリアフは、凍えるほど冷たい風を吹き、そっと身を引きハワイ島に戻ってしまいました
あまりの寒さと彼の不貞に、ヒナイカマラマもマウイ島に帰ってしまいます…
アイヴォヒクプアは、ライエにもふられ、ポリアフにも逃げられ、ヒナイカマラマにも愛想をつかされ、一人残されたということです
今日は和歌山でも粉雪が舞う1日…今日はちょっと前に進むことより、自身を振り返り「自分とは?」「自分のやるべきことは?」なんかを内側に問い掛け、どっしり構える自分、ブレない自分 を発見してみてはどうですか?
『ʻOnipaʻa 』
「しっかりと踏ん張ろう」
ぐらつくことなく踏ん張る力は、受け止める力でもあります
何かを、誰かを 支え受け止める力、とどまる力は、前に進む力よりも勇気とエネルギーが要ります…
〜Aloha〜