今週のホオポノポノ
『償い』
昔むかし…
半神半人のマウイは、空に大きな凧を揚げたくなり風の神様のところにお願いに行きました
「大きな凧を揚げたいんだけど君の持っているヒョウタンを貸してくれないかい?」
風の神様はどんな風でも呼べる魔法のヒョウタンを持っています
そよかぜ
涼しい山から降りてくる風
突風
寒い海風…
どんな風でも自由自在!
でも、風の神様はマウイの頼みに困りました…
「こんな大きな凧を揚げようと思ったら嵐のような風をおこさないと…」
そうすれば、島の人々は困ります…せっかく育てた農作物は台無しになり、漁に出ている人々は波に飲み込まれてしまいます…
風の神様はマウイに忠告しました
「このヒョウタンの風はそんな巨大な凧を揚げるのには向いてないよ!とてつもなく強力な神の力が宿っているんだから」
でもマウイはその忠告を無視し、だんだんと大きな風をおこし凧揚げに夢中…
とうとう嵐のような風が巻き起こり、村の畑を全滅させ、海をも荒らしてしまいました
村人たちは、このマウイの行動にカンカンになり、マウイと付き合うことを避けました
一人ぼっちになり反省したマウイは、農民や漁師たちの為に「天気を教えてくれる凧」を作り、その失敗を償いました
村人たちはマウイを許し、また元のように仲良くともに暮らしました
失敗しない人などいません
失敗はダメなことではなく、むしろ、失敗するから成功するのであり、人として成長する、人生において必要不可欠なもの
しかし、『何故 失敗したのか?』を受け止め次に活かすことをしなければ「成功」に変わってはいきません
誰にでも失敗はあります…「失敗」という過去の事実を消すことはできませんが、自分の学びとして受け止め、次に役立てることができれば「帳消し」にすることは可能です
失敗を恐れては次に進めません
失敗することより、「失敗のあとどうするか!」の方が大事…
失敗を恐れず少し前に踏み出してみて下さい
風の神様の優しい追い風を感じながら…
〜Mahalo〜