日本人移民
カラカウア王は、世界周遊の折、日本に立ち寄り明治天皇に謁見しました
その際、日本からの労働者派遣(移民)を懇願します
1885年から、移民規制がかかる1924年の間に約20万人がハワイへ移住し、半数の10万人がハワイに永住しています
日本人移民の出身県人口ベストテンは…
1 広島県
2 山口県
3 熊本県
4 沖縄県
5 福岡県
6 新潟駅
7 福島県
8 和歌山県
9 宮城県
10 岡山県 の順
それぞれの県民性や方言などから出身地で団結し絆を深めていきましたが、移民は日本人だけではなく、中国人やポルトガル人、プエルトリコ、韓国、ヨーロッパ…と様々な国からやってきていたので、どの県人も『日本人』として一致団結し、苦しい労働条件のもと、支え合って生きていったそうです
しかし沖縄県人は日本人であっても、1879年まで『琉球王国』という一つの国であった流れから、同じ日本人同士でも異なる生活習慣を持ち、あまり交わることが無かったようです
移民の労働条件は過酷なもので、生まれてきた2世や3世は学校教育を受けることができず、様々な国の言葉を使い、話をしていました
『ナンバーワンボーイ、ハナハナ行ってる』
ナンバーワンボーイ→長男
ハナハナ(ハワイ語)→ 仕事
(『長男は仕事に行ってる』という意味)
というように何カ国語かを混用した言葉『ピジン語』を話していました
そんな子供たちの会話を聞き、教養ある日本人宣教師や仏教開教師たちがハワイに日本語学校を創設し子供たちの教育に携わったそうです
私たちが『ハワイ語』と思っている単語…実はピジン語であったりすることが多々あります
ピジン語は、今でも『ハワイ語』に溶け込み沢山残っています
〜Aloha〜