『Nā Wai ʻEhā』
ナー ワイ エハーとは、マウイ島ワイルク地区にあった4つの小川を指します
今では水は干上がってしまいイアオ渓谷からのワイルク川しか見られません
枯渇の原因には、サトウキビ工場が稼働していた歴史と深い関係があり、マウイ島の住民達は豊富に流れる川の恵みを近代化と共に失ってしまいました
政府と住民達との長い戦いにより、ようやく現在、この川の流れを復活させようという取り組みが始まっています
『Waikapu』というメレ(歌)ナーワイエハーの川とそこを通る風の表情がそれぞれ違うよ!という内容の歌詞…
ワイカプは貝の水
突然の風が吹く
ワイルクは破壊の水
穏やかな風が吹く
ワイエフは飛沫の水
肌を刺すような風
ワイヘエはタコの嫌いな水
喜びを運ぶ風
(ラブメイキング)
クアナ・トレスさんの『ピイラニ』のアルバムに『Nā Wai Kaulana』という歌があります
この曲は『Waikapu』と同様、川の流れのことと風の様子を歌っていますが、4つの小川の復興に向かう喜びと、大切な島の資源、自然をいついつまでも後世に残していくよう考えなければならないという強い想いが込められているようです
Waikapuよりも詳しく、そしてその周辺の状況や歴史を盛り込んだ歌詞となっていて、マウイ島の住民の喜びの涙と再生される川の流れ、ハワイの(神様の)水をこれからも守っていく!という強い意志が感じられる曲調…とても軽快なので、今にも踊り出しそう…
イプとイリイリ、プイリなど、楽器を使ってのフラが頭にパッと浮かびます…
是非一度 聞いてみて下さい
〜Aloha〜