Haleakala
Kahana Bay（カハナ湾）の雨の神様
むか〜〜し昔…
オアフ島の北東 カハナ湾の空の上に意地悪な雨の神様が住んでいました
神様は人が話している内容をこっそり聞いて雨を降らすタイミングを見ています…
天気のことを悪く言ったり…
雨に文句をつけたり…
そんな時、人間を懲らしめようと土砂降りの雨を降らせます
またこの神様は、昼寝をしているところを、人間のお喋りで起こされるのも嫌い…ですので、そんな時も雨を降らせます
それどころか、狸寝入りをし、人が騒ぎ立てるのを待っています…意地悪というか…なんとかして雨を降らせたいのか…
そんな 雨を降らせるのが大好きな神様が住んでいるので、カハナ湾の辺りでは、
『天気の話をしない！』
『大声を立てない！』
が鉄則！ということです…
神話が伝える神様の話には、いつも教訓があります
雨は降られると困る…
でも、雨（水）は生命にとって大切なモノ…感謝の意を常に持つこと…それを忘れない為にこういった神話が伝えられているのですね
太平洋のど真ん中…ハワイは常に北東からの貿易風を受けます…その風が島の山間部に吹き付けるので、北側は雨が多くなります…
地形が生んだ神話…ですが、古代ハワイアン達は真剣に『自然の神様』を信じ、向き合い生きていました
神様はいつも近くにいて守ってくれている…その守護は正しい行いと共に…そして、道を外れたコトをすれば苦難や試練で教えてくれる…
神様は全部お見通し
ハワイ神話に限らず、何処の国の神話もそういうお話ですね〜
しばらく寒い日が続きますが、冬の神様あっての生活…感謝と、今しか味わえない楽しさを…
〜Aloha〜