ハワイの伝統『ハワイ語』
ハワイでは古来より「見て聞いて覚える」が当たり前で「書く 書き留めたモノを読む」はタブーでした
今に残る伝統芸能工芸は、そうした形態の中、技術を継承する家系により語り伝えられてきたものでした
しかし、西洋人の渡来によりハワイの伝統が抑圧されたことにより、継承できなくなり途絶えたものもたくさんあると言われています
そういった危機を身近にし、このままでは『ハワイ』が消えて無くなると感じたハワイアン達はハワイアンルネッサンス運動に力を入れます…
それまでの「見て聞いて覚える」から「書く読む」を重視するように…しかし、古来からの方法を変えることに批判的な人たちも少なくありませんでした
でもそんなコトを言って
争っている場合では
ありませんでした…
大切な伝統が消えて
なくなろうとしているのです
ハワイ語もその一つ…
英語が公用語になった今日、ハワイ語は聞く機会も少なくなり、話す人も減ってきています…
「見て聞いて覚える」なんて出来ない状況…必死に「書く読む」で覚えなくては残らないモノになってきたのです
ハワイ語を残すコトに力を注いだメアリー・カヴェナ・プクイはハワイ語辞典を作り何冊もの文献を残しました…
『Pi-a-pa(アルファベット)』
Ē nā hoa kamaliʻi
E aʻo mai kākou
I paʻanaʻau ka pi-a-pa
A,E,I,O,U
H,K,L,M,N
O,P,me W,na panina o ka pi-a-pa
『オー 私の子供たち
みんなで学ぼう
アルファベットを覚えよう
A,E,I,O,U
H,K,L,M,N
そしてPとアルファベットの
最後はW』
この歌はハワイ語を知らない世代の子供たちにハワイ語を教える為に作った歌!メアリー・カヴェナ・プクイはこの歌で孫たち(子供達)にハワイ語を歌って教えたそうです
ハワイ語は日本語と同様 母音が5つ、そして子音は7つで構成…それにオキナ『ʻ』と、カハコー『¯』が入ります…そう、とっても単純…だからか?その一つに含まれている意味は多くそして深い…ハワイを知らない人には難しいと言われています…
ハワイの伝統を残すというコトに力を注いだ方々の苦労は計り知れません…どんな方法であれ、残すことの大切さをしみじみ感じた世代の方々の想いと共に、ハワイの伝統がいつまでもこの世に残りますように!
〜Aloha〜