ハワイ神話
『ナウパカ』
ハワイには、花が半分ちぎられたような形のナウパカという花があります
そこにはこんな神話が……
昔、とても仲の良い恋人同士がいました
二人はどこに行くのも何をするのも一緒…そんな仲の良い二人に嫉妬した火山の女神ペレは男を海辺から離れられないように、女を山奥から出てこれないようにと…二人を引き離しました!二人はそれぞれの地に咲く花と変わりました
また別の話では…
昔、身分の高い女が平民の男と恋に落ちました…二人は結婚の許しを得る為、あるカフナの元に行きます…カフナが神に祈ると、空は荒れ、暴風雨と雷がおこりました…天の怒りを買い二人は別れることとなります…女は髪に付けていた髪飾りの花を半分ちぎり、男に渡すと、男はその場を立ち去り海辺へと…女は山に残り、二人はそれぞれ海辺に咲く花、山に咲く花となりました
いづれの話も、二人は別れ別れになり、それぞれ違う地…海と山に咲く花となります…
一つのものが半分となりそれぞれの地に咲き続けている…という少し寂しいお話
ハワイには、海辺に咲くナウパカと山に咲くナウパカがあります…どちらも半分ちぎられたような形の花…神話は物悲しい話ですが、その花はとても愛らしいものです…
ハワイでは、プロポーズの時に、ナウパカを2つ用意して渡すことも!
『二人で一つの花になりましょう…』
なんてロマンチック!
ハワイに行った際はナウパカの花を見つけてこの神話を思い出して下さい…
〜aloha〜